【レポート】地域が繋がる歌声喫茶@岡田分館
岡田 活動報告集いの場・サロン
地域が繋がる歌声喫茶
岡田
真備町内で活発に行われているグランドゴルフに続き大人気なのが、歌声喫茶。
岡田地区で発災前から続く歌声喫茶がある。
主催は15年前ほど前から発足された、岡田シニアクラブ。
イベント参加者は60.70代が中心、7割が女性だ。
稀に、全国ニュースで情報を得た県外からの参加者も。
毎月第3日曜日の午後、スタートした当初は参加者60名程度。
近年では、毎月100人前後の参加者で大盛況だ。
取材に行かせて頂いた先日、ついに参加者が200名を突破した。
まず受付で参加費300円(他の歌声喫茶よりも格段に安い)の支払いを済ませ、番号札を貰う。
どうやら、プレゼント交換コーナーがあるそう。
プレゼント代金も参加費に含まれており、事前に実行委員会の方が用意しておいてくれる。
そしてお菓子の詰め合わせも頂き、会場へ。
保健士さんによる「健康体操」
倉敷市川柳会による「川柳コーナー」
演奏のみを聞く時間「演奏コーナー」
歌うだけではなく、様々なイベントが用意されており、参加者の皆さんも満足げ。
しかも、歌声喫茶では歌いたい曲のリクエストも受け付けている。
オープニング曲は、青い山脈。
童謡、唱歌、懐メロ、フォークソング、ロシア民謡(カチューシャ)まで、レパートリーは幅広い!
演奏者は、エレクトーン、テナーサックスなど、自ら音楽教室を主宰しているプロばかり。
様々な曲を初見で奏でていく。こちらも見どころ満載。
今回は、地元のピアノ教室に通う子どもたち、幼稚園生から小学生までが、有名曲「パプリカ」の伴奏に合わせて歌を披露した。
踊りながら歌う愛らしい姿に、会場の大人たちはつい頬が緩む。
「子どもたちの頑張る姿にパワーを頂いた。ここに来ると元気をもらって帰れる。」
「子どもたちの笑顔は地域の宝。一緒に歌えて楽しかった。」
「絆を深め合ういい機会。話も出来て歌も歌えて一石二鳥!」
主催者からは
「みなし仮設団地でひとりぼっちで、話し相手も居ない独居の高齢者が多い現状。
集まって歌ったり、話したり、楽しい時間を一緒に共有したい。社交場としてみんな毎月楽しみにしている。」
「最初は認知症予防から始まったが、こんなに沢山の方に参加して頂けるとは思っていなかった。
誰でも参加できることを知ってほしい。これからも参加者が増えてくれることを楽しみにしています。」
参加者の皆さんも、運営側の皆さんも、活き活きとしているのが印象的でした。
地域のサロンとして、これからも応援していきます!