【レポート】福島から岡山へ「ふくしまバトン」
全地域 活動報告
福島から真備へ
2019年12月24日~28日、福島から日本舞踊をやっている子どもたちが真備へやってきました。小学2年生から高校生までの13人の子どもたち。
9年前の3月11日に起こった東日本大震災では、今回来てくれた子どもたちの住んでいる地域も被災しました。当時小さかった子どもたちの記憶には残っていないそうですが、9年前に助けてもらったことを次は自分たちが他の被災地へ届けたいという想いで、活動を続けてきているそうです。
今回の滞在期間中に、岡田地区、箭田地区、川辺地区の子ども達と交流を行いました。
共に願いを
12月25日、クリスマス。岡田児童クラブの子どもたちと一緒にキャンドル作りを行い、大きな模造紙に書かれたクリスマスツリーに飾りつけ。そしてそれぞれの夢を描いていきました。
「福島と岡山を繋ぐ新幹線を作りたい」
「年に一度会いたい」
「福島の桃と岡山の桃を掛け合わせた新しい品種の桃を作りたい」
「福島へタケコプターで行く」
とても可愛い子どもたちの夢がたくさん飾られました。どの子の夢もこの出会いを大切にしたいと感じさせるもの、そして自分たちの地域が好きだという気持ちがとてもよく見られました。
26日は箭田まちづくり推進協議会のご協力を頂き、ミニ門松作りを行いました。個性の光る作品が勢ぞろい。
お昼ご飯は箭田名物の「たけのこのおこわ」。子どもたちの好きな唐揚げもあり、真備のお母さんの味を思いっきり楽しんでいただけたのではないでしょうか?
27日、がくまびの子どもたちとお餅つき。あんこ・きなこ・おろし大根とおいしいお餅をみんなでたくさん食べました。
「僕15個も食べたよ」と、たくさん食べた自慢をしあう子どもたちの姿も印象的。
また、お餅つきをはじめて体験した子もいたようで、みんな大興奮でした。
踊る
それぞれの地域の子どもたちと色々な経験を一緒にしながら交流をした最後には、お待ちかねの日本舞踊の披露です。
真備へ来る日のためにたくさん練習してきた子ども達。美しい着物に身を包み、色とりどりの扇子がヒラヒラ舞います。
さっきまで一緒に遊んでいた友達の大変身に真備の子ども達も釘付けになっていました。
そして、最後はみんなで一緒に踊ります。初めての日本舞踊でしたが、小さな先生がたくさんいたおかげで、子どもたちも大人たちも楽しく踊ることが出来ました。
ふくしまバトンのみなさん、真備のみんなへたくさんの笑顔を届けてくれてありがとうございました。